共有の感情

私は、「寂しがりや」と呼ばれるうちの一人であるのだな、と痛感することが度々ある。
なんだか遠回しな言い方をしました。
以前は「私って、寂しがりや・・・」というふうに言ってました。
それに対して、
「寂しがる」というのは私だけの特徴ではなくて、他の大勢の人たちと共有できる感情である、というのが分かってきたから。
最近は、趣味関係以外では、友達と深い話をすることが少なくなりがちだった。
昨日、やっと、胸の内を友達に話した。


昨日遊んだのは、高校の頃からの友達。
一人は、大学生で就職も決まって卒業まで遊ぶぞ!という子。
もう一人は、今年の春から東京で働き始めている子。
二人とも、お互いの良い部分、悪い部分含め心のうちをよく知っている仲。
それでも、春から初夏にかけて何回か会ったけど、私は精神的に不安定になっていて、うまく自分の悩みとか話せなくて。
今、数ヶ月抱え込んできたことを、やっと話せた。
心のもやもやを、言葉に置き換えて、声にし、出す。
ただそれだけなのに。
やっとで。
そうしたら、
友達の方も、いろいろ話し始めて。
想像もつかないことを聞いた。
「このこと、初めて人に話した」
自分の頭の中、心の中にずっと居座って、人に伝えるにはまだ至らない感情で、ぐるぐる回って、辛かったんだよね。
私と一緒だった。
午前中から夜までずっと3人で居たのだけど、
どんどん時間が過ぎて、一日じゃ足りなかった。
また、近いうち、遊びにいこうね。
ディズニーシー行って、うちの学祭行こうね!って言って。
なんか前より一層、絆が深まった気がした。


惜しまれつつも、その日は帰宅。
やっぱり、一人で部屋に居ると、ふとしたはずみで寂しさこみ上げる。
今だって、ねえ。
でもこれって、
大勢の人が同じ状況で同じ風に抱く感情。
ひとりじゃないんだ、と言い聞かせよう。