今日のこと

先週、初めて自分の手がけた(といっても、先輩の修正多々あり)の商品が発売になった。
会社に届いた製品を見て、ふーん、というくらいにしか感じなかった、(多分、喜ぶ感情が出る余裕がなかったと思われる)
とりあえず、「出たら写メして♪」と連発してた友達用に、「すみません」と遠慮しながら携帯カメラでパシャリと一枚。
そしたら、せっかく恥を殺して撮ったのだから、ついでにいろんな人に送ってしまえと親兄弟、友達、元カレ(←箱買いするよーとか言ってたのを思い出して。基本的に有言不実行だけど。。)いっぱい送っちゃった。
それでもまだ、ふーん、てふう。


今日、卒業以来初めて学校に行ってきた。
せっかくお菓子メーカーに勤めてるんだし、手みやげに自社製品買って行こうと、SEIYUに寄った。
そしたら、いたんだな、私の商品。うちの中でもマイナー商品だから、まさかはちあわせると思ってもなかったから、、、
うれしい!
ってなって、恥らいもなく写メったよ。そしてたんたんとではなく興奮気味に親兄弟(友達には、うざがられる事を恐れて送信せず)に送ってみた。
研究室には、それは買わなかったけれど、手に取って食べやすいくてなおかつ美味しいやつを買ってった。
すごく喜んでくれて、2〜3人前×3箱を、女の子3人であっという間に完食してた、おいしかったよって何回も言ってくれた。ありがとうって。
心底うれしくなった、こちらこそありがとうって思った!
それと同時に、母親から返信。写真つき。写真には、商品を手にしてるおばあちゃんの姿。
商品見つけていっぱい買って、おばあちゃん宅やおばさん宅に配ってる最中って。スーパーをはしごして探してくれたって。
お母さん、それがすごく楽しかったみたいで、私も、すごくしあわせ感じた。

自分の仕事から形となったものが世の中に発信されて、それを受ける人が喜んでくれるっていうこと。その形というのが今の自分にとっては、お菓子なんだ。という事を実感した。

デザインだけで言うと、食品パッケージって化粧品や雑貨と違ってすぐ捨てられるもので、お金かけれなくてデザイン性もあまりよくないし、安全性重視で使える紙や素材が限られてほんとすごい嫌だって思って過ごしてきた。
そんな中でも、こういう事に気づくのと気づかないとじゃ全然違ってくるんじゃないかな。
今日の事、忘れないでいよう。