ラビットファー

RICCI2005-12-18

はじめて、ラビットファーを素材として買ってきました。
ラビットファー自体は、ジャケットやマフラーその他諸々持っていましたが。
まるまる一枚。
正直、あんま触りたくなくて、見て見ぬフリしてます。
こわいです。
だって、よくよく考えたらうさちゃんの抜け殻ですもん。
生っぽさが残っています。


何か不思議。
いままでは加工した後の状態の、製品としてのファーしか所有してなくて、
それらとこれとじゃ手にした感じが全然違う。
重さが、違う。


今回これを手にしたのは、
機能的な面で必要としていたのではなく、
化学繊維での代用もできたんだけど、
自分の中で表現したいイメージがあって、
それを損なわず、形にしたくて。
ポリエステルにはない、生っぽい触感がほしかった。
その「生っぽさ」をへヴィーに受けた感じ。
表現することも、なにかの犠牲の上になりたっているんだな、と。
そのためにも、この素材を死なせてはいけないのだ。
結局これも、製品のようなものに加工するんだけどね。
手にする人は、きっとあたしと同じ思いは感じないんだろうな。
むしろその方がいいと思う。




BGM*スピッツ/フェイクファー