タイムスリップ

あの頃に戻っている今このとき。
といっても、つい1年ちょい前の状況と同じような時間の過ごし方をしているだけ。
それほど前じゃないけど、学生と社会人の生活は全然違うから、ガラッとタイムスリップしている気分。


発端は、先週29日の休日。
大学2年の頃以来に訪れた、下北沢。
社会人になって全然履かなくなったデニムを履いて、
ぽかぽか天気のなか、仲良しっ子でお散歩。
思いつきで歩きながらアイス食べたり、
3人お揃いで安カワなアクセ買ったり、
ヴィレッジバンガードでPUNK視聴したりDVD買ったり10円ガチャガチャガム買って食べたり、
建物、街並み、古道具屋、古民家カフェでノスタルジックになり、
帰り際に通りかかってラーメン食べたり。
それだけのことだけど、すごい楽しくて。


翌日、睡眠不足と仕事へのモチベーションの低さ、与えられるプレッシャーから逃れたい一心から、
会社を早退した。
なんか気分も悪い、だるい、でも体調悪いというより、その場に居るのが耐えられなかった。
すぐ家に帰って、ごはん食べて、
好きな服に着替えて向かったのは、
竹尾見本帳本店。
会社の人に会わないか心配で髪型変えて行ったところが、小心者だなあと思う。
学生の頃以来、初めて行った。
引っ越したから利用駅が変わるかなあと思ったけど、同じ駅が最寄りだった。
駅から10分強の道のり。
歩いて行くと、懐かしい景色、甦る記憶。感覚。
課題が行き詰まって、すがる思いで竹尾に向かう自分や、
余暇を使って、新しい紙との出逢いを求めてウキウキ気分で向かう自分。
どんなものを作ろうか、あの紙この紙…と、モチベーションの高い自分。
歩いていたのが昼休みの時間帯だったので、
同世代のサラリーマンをたくさん見かけた。
私の勤めている場所ではあり得ない光景だ。
彼らとすれ違う度、なんだか安心感。
同じくらいの歳ってだけで、勝手に仲間意識を抱いちゃう。
でも、モチベーションを高めてくれる、自分も頑張らなくては!
但し、今に自分にとって頑張るのは、目の前の仕事は最低限に、もっと先の目標には存分な力を注ぐということ。
今の生活を、叶うか否かわからない将来の為に犠牲にするのはいけないんだけど。
今、「自分の場所探し」の為に頑張っているのは、事実、充実して過ごせる時間であるから、無理に止める必要はないと思う。
そんなこんなで、次にいつ行けるか分からない竹尾(平日しか営業していないため)で、
大量に紙を見て、触れて、購入。
何に化かそうかな?うふふ。
というウキウキ感を持った帰路。
この感覚も、学生以来かも。
その日は帰っておとなしく過ごし、8時間睡眠。いつもの2倍寝た。
2倍寝ると元気になる。元気になると2倍働く。
残りの木金、すごい働いた。


昨日から4連休。
昨日は学生時代を過ごした武蔵野の地へ。
先週も行ったけど・・・!
美容室へ。
美容師さんとは、大学1年からのおつきあい。
ファッションの好みも私の人柄も分かってくれてる。
素で話せる。働いている時の表面的なやりとりから解放される。
そもそも、吉祥寺という町も、居るだけで素になれる。
自由に行きたい道を行き、見たいものを見て、帰りたいときに帰る。
次に来たら、この店入りたいな、とか考えたり。
タワレコで視聴して音楽に出合い、ユニオンで中古版探して買ったり。
大好きな東急裏は行くたびに進化してて、
雑貨屋や古着屋入ってわくわく楽しい!
美容室を出た途端、曇り空がいなくなり、ぽかぽか陽気に。
公園でゆっくりしている家族、まったりアイスを食べるカップル。
平和そのもの。
武蔵境のマンションから見えた風景を思い起こす。
なんてことない風景なんだけど、晴れた日の日差しの感じや、歩いている人を見ると、
平和って、目に見える形にするとこんなかんじなのかなって思ってた。
それと同じ印象を受けた、吉祥寺で。
どちらも、学生時代が詰まりに詰まった街。
空気を吸い、触れてきた土曜日。


そして今日は、たくさん寝て、ゆっくりごはん作ってずっと家に居る。
連休のテーマは、十分な睡眠で体力回復すること。
明日は、ちょっと冒険してくる。(今日たまたま見つけた展示に行ってくる、それまではノープランだった)
あさっては、どうすごすんだろう、白紙。
そんな過ごし方、学生以来だ。
ただ、状況は学生のころだけど、
その渦中に居る私自身は、明らかにあの頃と違う。
展示を見に行くにも、作品見るだけじゃなくて、人との接触を求めて行くし、
これからだって、人と関わることを恐れず、どんどんコミュニケーションとりたいと思ってる。
失敗や、嫌われることは怖い、これは変わらない。
でも、失敗や会話が合わなかったらそれはそれで良いじゃん、今度はまた別の人と話せば良いからね。
いろんな人の話を聞いて、自分もそこでアウトプットして、交換して、何か見えるかもしれないし、見えなきゃそれはそれで良いよ。
状況は学生時代、しかし自分自身はあくまで「今の自分」だから、
どこか客観視しちゃう、タイムスリップしている感じなんです。